オフセット印刷について

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    説明したとおり、オフセット印刷にはたくさんの優れた点があります。

    しかし、大きな問題点がひとつあります。

    ブラケット胴に含ませる水分を、湿し水といいますが、 この水分には、揮発性の有機化合物が含まれていることが 多いのです。

    この揮発性有機化合物は、環境問題に良くないという指摘を 受けることが良く在ります。

    そこで、近年は、水なしオフセット印刷と、ドライ・オフセット印刷が 使われるようになってきています。

    この、水なしオフセット印刷と、ドライ・オフセット印刷は、 別のものですので、混同をしないようにお願いします。

    シリコンなど、インクをはじく物質を、ブラケット胴の インクをつけたくない部分に使用するものです。

    オフセット印刷は、従来は湿し水を使うために、技術的に 混乱が多く、管理がしにくい側面がありました。

    その故に、印刷のオペレーターは、熟練を要する側面があったのです。

    印刷機メーカーは、「自動版替装置」や、「インクプリセットシステム」など さまざまな技術の開発を行い、「自動湿し水コントロール装置」なども 開発していますが、環境問題もあり、印刷技術者にとって、「水なしオフセット」 は、長年の憧れだったわけですね。

    シリコンで、溌インク層を作ることで、それまでの湿し水の問題が解決しつつ 在ります。

    ドライ・オフセット印刷は、いわゆる凸版のオフセット印刷です。

    凸版印刷というのは、平たい言い方をすれば、 紙に判を押すような印刷方法ですが、 それに変わって、凸判からブラケット胴に印刷を行い、 ブラケット胴が紙に印刷を行うというもので、 シリコンを使う水なしオフセットとは少し違うものですね。



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